2014年01月29日
インフルエンザ

季節的に毎年恒例のインフルエンザウィルスが蔓延しているようで、CMでも某おネェ先生が「点滴もあるみたいよ♪」なんて言っております。
特に子供さんをお持ちの方は受験期間なども重なるので早目にワクチン接種させなきゃと思っているのではないでしょうか。
ワクチン接種に関しての是非はあるでしょうが、声の大きな人の意見が世の中を左右するのはいかがなものかと思いまして・・・
カイロプラクターの立場としての私の知り得ることを述べさせていただこうと思いました。ワクチンに関しては専門外ですので、その製造方法や効果などについて詳しく述べることは出来ませんが、ワクチンの存在理由は分かります。
ワクチンは生・不活性に限らずウィルスの毒性を弱めた物です。それによって体内の免疫反応を促してそれに対する抗体を作り出し、来るべきインフルエンザ・ウィルスに備えようとしているワケです。
人間の免疫はウィルスに対して抗体を作り出し、また同じことが起きた時に即座に守れるよう記憶します。その点で言えばワクチン投与はウィルスに対して有効的に思えます。
しかし、問題があります。
その抗体はワクチンの抗体であって、ウィルスの抗体ではないと言うことです。また、毒性を弱めたとは言えワクチンも毒物です。免疫機能が弱まっていれば抗体を作るどころかそれによって病気が発症してしまいます。
そしてもう一つの事実は「猛威をふるっています…、流行しています…」と世間では言われながらも罹らない人の方が多いと言うことです。そしてその全員がワクチン接種をしてるワケではないと言うことです。ことさら羅患した人の重篤さをアピールしていますが、その人が日頃どういった体調であったかなどは伝わることはありません。
国立感染症研究所2014.1.24現在のデータ
インフルエンザ・ワクチン投与⇒免疫良好⇒何も起きない
インフルエンザ・ワクチン投与⇒免疫低下⇒病気になる
インフルエンザ・ウィルス侵入⇒免疫良好⇒何も起きない or 軽い症状が出る
インフルエンザ・ウィルス侵入⇒免疫低下⇒重篤な症状
このことが示す事実は、個人の免疫反応が正常に機能したのかどうかと言うことだけです。
インフルエンザを確実に予防するには、日頃からたくさんの自然に触れることと、体が弱る元となるものを極力解消することです。

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LOGOSカイロプラクティック・オフィス
〒815-0033福岡市南区大橋1-8-19プロベニオ大橋6E
お問い合わせ:092-555-7898
WEB:こちら
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2013年10月21日
うつ病

昨夜、NHKで『病の起源』と言う番組をしていました。
題材はうつ病。職業柄そういった相談ごともたまにあり、カイロプラクティックがうつ病に有効なのかはっきりした答えが出せなかった事もあり興味を持って観ました。
一般的にうつ病と聞くと心の病と言う印象が強く、解決の糸口を探すのにとても難しいイメージがありますよね。私もそうです。解決できないと思うものは怖い!
確かに精神的なストレスが起因しているようなのですが、そのストレスが影響を及ぼす場所は脳に有る“扁桃体”と呼ばれる不安や恐怖を感じる器官だそうです。
こういうシステムです・・・
不安・恐怖を感じる
↓
扁桃体を刺激
↓
ストレス・ホルモン分泌
↓
脳神経伝達機能低下
人間の記憶は忘れるように出来ているのですが、強烈な不安や恐怖は“海馬”と言う器官を通じて記憶として埋め込まれ中々消し去る事ができないそうです。いわゆるトラウマです。うつ病が生真面目な人に多いと言うのも頷けますね。
では、解決策はないのでしょうか?
番組の中で印象に残ったキーワードに平等と言うものがあります。
本来、人間は集団生活の中で周りと円滑に暮らすために、他人を敬い、分け与え、喜びや悲しみを分かち合うものだそうです。
実際、原始的な生活を送るアフリカの原住民はうつ病に罹らない。
また、損得勘定(感情)はどちらとも扁桃体を刺激するのだそうです。
文明社会に暮らし、生きるために必ずしも他人を必要としなくなっている私たちはうつ病に罹りやすい環境にいるのです。ちなみに孤独も扁桃体を刺激します。
この先、もっと増えるでしょう。喜ぶのは製薬会社だけ!
まずは、もっとも身近なコミュニティーである家族と過ごす時間を大切にしましょう。
2013年10月04日
冷え性

10月に入りやっと朝夕が過ごしやすくなってきましたが『冷え性』に悩まされている方、特に女性には厳しい季節到来です。
そ・こ・で
なぜ冷え性になるのか? なぜ女性に多いのか?
その原因の可能性を考えてみたいと思います。
私たちの体温は通常37℃前後を保っています。
なぜ体温が37℃なのかは“円滑な代謝や素早い行動”に必要など諸説あるようですが定かではありません。ただ、この温度より下がり過ぎても、上がり過ぎても体調を崩してしまうことを考えると生命活動維持のために重要であることがうかがえます。
【可能性①-脳幹・中枢神経-】
体温調整は脳の視床下部にある体温調節中枢で行われます。ここは自律神経系支配を受けていて環境の変化に合わせて反応します。
例えば、熱くなれば発汗し血管を拡張して体温の上昇を抑え(副交感神経)、寒くなれば血管を収縮させ筋肉を震わし体温が低下するのを防ぐのです。(交感神経)
【可能性②-ホルモン-】
女性は思春期のころに生理が始まり女性ホルモンが急激に増えます。その結果、女性らしい体系や美しい肌や髪を作り出すのですが、女性ホルモンの一つエストロゲン(卵砲ホルモン)は副交感神経に働きかけ気持ちを落ち着かせ、血行を促進し冷えやむくみを抑えます。
【可能性③-細胞の代謝活動-】
私たちが生きて行くには、栄養を代謝によってエネルギーに変えることが必要ですが、その時熱が産まれます。加齢による代謝の低下や自律神経障害による代謝異常は熱量を低下させます。
【可能性④-血液-】
各組織に栄養や酸素を運ぶ血液は同時に、代謝によって産まれた熱を体中に運ぶ役目もあります。それと合わせて、運動による筋肉の伸縮によって静脈血が圧送され血液循環を助けています。運動不足や筋肉の緊張は血液循環の障害となります。
上記が主な『冷え性』の誘因です。勿論、人間の体は複雑ですので他にもあるかもしれませんが・・・
こうして見てみると、④は加齢によりどうしようもできない所もありますが、運動不足などは自分の努力で解決出来ます。①②③は共通点として自律神経系の作用です。特に現代女性は肉体的・精神的ストレスの多い環境に囲まれている事が原因で自律神経の調整ができず、これらの可能性に結びついているのではないかと考えます。
喫煙や飲酒、運動不足に気をつけると言うよりは女性らしい生活を心掛けることが解決へ一つの糸口になるのではないでしょうか。
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LOGOSカイロプラクティック・オフィス
〒815-0033福岡市南区大橋1丁目8-19プロベニオ大橋6階E号室
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WEB:http://logos-chiropractic.com
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2013年09月24日
動悸の相談

50代 女性 専業主婦 Y・Iさん
相談内容》
・夜中に動悸で目が覚める。
・外出が出来ない。(いつ動悸で動けなくなるか不安)
・睡眠が浅い。
メモ》
・内科を受診:検査なし。問診で、「とにかく睡眠を摂らないといけない。」との判断で睡眠導入剤処方。
・本人的には年齢的にも更年期障害なのではないかと思っている。なので、あきらめモード。
・以前から当オフィスを利用されている(約2年間)。
〇主訴:肩こり・頭痛
〇利用頻度:1回/2、3ヶ月
・環境に対するストレスはあまり感じていない。(本人談)
※更年期障害:閉経前後の10年間くらいに起こり、月経が不規則、ほてり、イライラ、手足のシビレ、不眠症、頭痛、疲労感(肩こり、腰痛)などのホルモン分泌減少が原因で起こる神経障害。
施術》
・クレニオ・セラピー
〇更年期障害の症状に当てはまりますが睡眠薬は何の改善にもなりません。しかし、睡眠が摂れない限り、不安や肉体的な回復は見込めないのも事実です。問診中、若干の落ち着きの無さも見られ、カイロプラクティックは受けにくい状態と判断し、クレニオ・セラピーを薦めました。
メモ》
・術後は「頭がフワッとして不思議な感じ!」との感想。滞っていた脳脊髄液が動き出し、神経の緊張が解けるのでこう感じます。術後、睡魔に襲われるとベター。
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2013年09月15日
自然に生きる=病院と上手く付き合う
『中村仁一』というお医者さんをご存知でしょうか。
著書(下記)が50万冊売れている今話題のお医者さんです。
京都大学を卒業後、内科医として臨床に携わってきたものの病気に苦しむ患者に対して納得いく治療が出来ず思い悩み、現在働いてらっしゃる老人ホーム「同和園」での体験がきっかけでこの考えに辿り着いたそうです。
<高齢者施設の常勤医として、自然死を遂げるお年寄りを多数みとってきた>
末期の胃がんで病院から施設に帰ってきた人がいました。もう何も飲めない食べられない状態で、その時は腹水がいっぱいたまってたんですが、8日目に亡くなった時はそれが全部なくなっていた。体にある水分を全部使い果たして死んでいったんです。とても穏やかな死でした。「人間ってこんなに精巧にできてるんだ」と驚きました。
こういう死を多数見ていると、自然に死ぬってことはそれほど怖いことじゃないと思えてくる。僕もできればそういう死に方を次の世代に伝えたいと思います。目やら耳やら年々あちこち悪くなってきてますが、そのうち月ごと日ごとに悪くなっていくと思う。それを受け入れて不自由さと仲良くしながら、生きて死ぬ姿を周りに見せたいなと思います。
人間には元々病気やケガ、死の過程に対して回避・適応・修復する能力が備わっていてるのですが、多くの場合、手術や投薬により“手を加える”ことで自分を守ろうとする機能を妨げ二次的な病を引き起こし逆に病人にしてしまうのです。
実際に近代医学を実施されている方で、このような見解に至る人はごく稀です。

著書(下記)が50万冊売れている今話題のお医者さんです。
京都大学を卒業後、内科医として臨床に携わってきたものの病気に苦しむ患者に対して納得いく治療が出来ず思い悩み、現在働いてらっしゃる老人ホーム「同和園」での体験がきっかけでこの考えに辿り着いたそうです。
<高齢者施設の常勤医として、自然死を遂げるお年寄りを多数みとってきた>
末期の胃がんで病院から施設に帰ってきた人がいました。もう何も飲めない食べられない状態で、その時は腹水がいっぱいたまってたんですが、8日目に亡くなった時はそれが全部なくなっていた。体にある水分を全部使い果たして死んでいったんです。とても穏やかな死でした。「人間ってこんなに精巧にできてるんだ」と驚きました。
こういう死を多数見ていると、自然に死ぬってことはそれほど怖いことじゃないと思えてくる。僕もできればそういう死に方を次の世代に伝えたいと思います。目やら耳やら年々あちこち悪くなってきてますが、そのうち月ごと日ごとに悪くなっていくと思う。それを受け入れて不自由さと仲良くしながら、生きて死ぬ姿を周りに見せたいなと思います。
人間には元々病気やケガ、死の過程に対して回避・適応・修復する能力が備わっていてるのですが、多くの場合、手術や投薬により“手を加える”ことで自分を守ろうとする機能を妨げ二次的な病を引き起こし逆に病人にしてしまうのです。
実際に近代医学を実施されている方で、このような見解に至る人はごく稀です。


2013年09月15日
頭痛持ちのあなたへ
【頭痛を例に挙げましょう】

あなたが今悩まされているその『頭痛』は現在どんな状態ですか?
〇毎日激しい痛みが襲う
〇周期的に時々痛くなる
〇疲れると片頭痛になり、吐き気もある
〇生理痛に伴って痛くなる
等々・・・
個人により若干の違いはあるでしょうが上記が代表的な症例です。
毎日のように痛みがあり、日々増している場合はまず、医師の診断を受けてください。
これは脳内にできた腫瘍によって、頭蓋骨内の圧力が上がり痛みを出している可能性があります。
その他の場合は、身体の構造的な問題で起こります。
よく考えてみてください。
頭痛がする時は同時に、背中や肩・首がコリ、痛みやダルサを伴いますよね。
慣れてしまえば当たり前のようなこの症状は、間違いなく何らかの関係性を持っている現れです。
ここで一つ注意しておかなければならないことは、頭痛薬では解決できないということ!
頭痛薬は消炎鎮痛剤ですので、痛みを発している物質を遮断しているだけで、治しているわけではないのです。CMで爽やかに『痛みの元をブロック・・・』と言っているようにただブロックしているだけです。
医学的にも、頭痛薬の乱用は副作用として交感神経を緊張させ精神障害をもたらす危険性が指摘されています。
頭痛を治す方法は、それが起こるメカニズムを知ることで解決出来きます。そして、それは頭痛に限らずあらゆる痛みを無くすための仕組みです。
まず、肉体の構造の中心となるものは骨です。

全身200を超える数の骨が関節によって連結しています。
この関節がスムーズに動くことで、しなやかな運動が出来、衝撃を吸収することが出来きます。
次は、筋肉。

筋肉は骨に付着し、関節を動かす役目を果します。
脳から筋肉へ神経を介して命令が伝わり、筋肉が骨を動かすのです。
あなたはバランス・ボールに乗ったことがありますか?乗り続けるのは結構大変ですよね。

丁度あんな感じで、意識することはありませんが、関節にあるバランス・センサーと目や耳からの周りの情報を基に、あらゆる方向から筋肉の張りをコントロールし、絶妙なバランスで体は支えられています。
肉体の健康にはこの中心を崩さないバランスが大切なのです。
では、普段の生活で偏った体の使い方をしていないでしょうか。
先程も書いたように、人間は感覚によってバランスを保ちます。
バランスは当然のことながら中心を保つということです。
中心が保たれている限りどこにも偏りがないわけですからストレスはありません。
バランス・ボールの上でバランスが保たれた時、体のどこにもストレスを感じることはありません。
よくあなたの生活環境を考えてみてください。
私たちは分業化された社会生活の中で、机に座りっぱなし、車の運転が多い、歩かない、立ちっぱなし等、関節や筋肉を十分に使う機会がありません。週末運動したとしても、日頃使っていない筋肉や関節をいきなり目一杯動かしたのではそれ自体がダメージとなってしまいます。
体の中心がが崩れた場合まず最初に被害を受けるのが筋肉です。
むくみ(浮腫)⇒スパズム⇒硬縮⇒硬結
バランスの悪い体を支えている筋肉は上記の段階を経て機能が低下します。
一般的には硬縮からがコリと呼ばれ、この状態から元の状態に戻すのは時間が掛かります。
この虚血は、筋肉に供給される血液の量が少なくなり、筋肉内が酸欠になる状態です。酸素がなければ細胞は正しく代謝ができないため疲れやすくダルサとして感じます。合わせて老廃物が多量に産生されるためそれが筋肉痛を引き起こします。出るものがなければ、入ることも出来ず、原因を取り除くまでは血流が戻らず負のスパイラルに陥るわけです。
人体で最も大きな骨の固まりである頭蓋骨が中心からズレれば・・・・

この図を見ても分かる通り、細い首の骨に対して多くの筋肉を使い重さ4~5㎏とも言われる頭部を支えています。
体のバランスが崩れて首の骨の中心がズレ、頭部の重さが偏ればそれをを支えるために必要以上の張力で頭蓋骨と首を筋肉が引っ張らなければなりません。そうなれば痛みを伴うのは当然です。
また、頭蓋骨を直接支えている第1・第2頚椎の関節がズレてしまうと、その中にある椎骨動脈が圧迫されそれだけで頭痛や生理機能低下の要因になります。(これは事故などの突発的な頭・頚部への加圧によっても起こります。)
日頃の偏った姿勢は、筋肉への負担が大きく酸欠の状態に陥っています。結果、筋肉は自由に収縮することができず、支えきれなくなった骨(関節)はズレたまま固まり、体全体を歪め最悪は神経系に障害を与えるのです。
治さなくてはいけないのは部分ではなく全体なのです。
全ての関節が柔軟性を保ち神経の流れがスムーズに働けば筋肉は正しく反応し、あなたの体が元々持っている修復する能力を助け治癒に向かわせます。
まずは、偏りなく体を使うことを意識する。
体はあなたの所有物ですので、意識すれば体のどこが動いていないのか分かってきます。仕事の合間や出掛ける時にそこを使う意識で動かしてあげること。それと、中心を保つ正しい姿勢を学ぶことです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【お問い合わせ】
LOGOSカイロプラクティック・オフィス
〒815-0033福岡市南区大橋1-8-19プロベニオ大橋6E
TEL:092-555-7898
公式ホーム・ページ
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院長:道岡 お問い合わせの際は「ブログを見ました。」とお伝えください。
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あなたが今悩まされているその『頭痛』は現在どんな状態ですか?
〇毎日激しい痛みが襲う
〇周期的に時々痛くなる
〇疲れると片頭痛になり、吐き気もある
〇生理痛に伴って痛くなる
等々・・・
個人により若干の違いはあるでしょうが上記が代表的な症例です。
毎日のように痛みがあり、日々増している場合はまず、医師の診断を受けてください。
これは脳内にできた腫瘍によって、頭蓋骨内の圧力が上がり痛みを出している可能性があります。
その他の場合は、身体の構造的な問題で起こります。
よく考えてみてください。
頭痛がする時は同時に、背中や肩・首がコリ、痛みやダルサを伴いますよね。
慣れてしまえば当たり前のようなこの症状は、間違いなく何らかの関係性を持っている現れです。
ここで一つ注意しておかなければならないことは、頭痛薬では解決できないということ!
頭痛薬は消炎鎮痛剤ですので、痛みを発している物質を遮断しているだけで、治しているわけではないのです。CMで爽やかに『痛みの元をブロック・・・』と言っているようにただブロックしているだけです。
医学的にも、頭痛薬の乱用は副作用として交感神経を緊張させ精神障害をもたらす危険性が指摘されています。
頭痛を治す方法は、それが起こるメカニズムを知ることで解決出来きます。そして、それは頭痛に限らずあらゆる痛みを無くすための仕組みです。
まず、肉体の構造の中心となるものは骨です。

全身200を超える数の骨が関節によって連結しています。
この関節がスムーズに動くことで、しなやかな運動が出来、衝撃を吸収することが出来きます。
次は、筋肉。

筋肉は骨に付着し、関節を動かす役目を果します。
脳から筋肉へ神経を介して命令が伝わり、筋肉が骨を動かすのです。
あなたはバランス・ボールに乗ったことがありますか?乗り続けるのは結構大変ですよね。

丁度あんな感じで、意識することはありませんが、関節にあるバランス・センサーと目や耳からの周りの情報を基に、あらゆる方向から筋肉の張りをコントロールし、絶妙なバランスで体は支えられています。
肉体の健康にはこの中心を崩さないバランスが大切なのです。
では、普段の生活で偏った体の使い方をしていないでしょうか。
先程も書いたように、人間は感覚によってバランスを保ちます。
バランスは当然のことながら中心を保つということです。
中心が保たれている限りどこにも偏りがないわけですからストレスはありません。
バランス・ボールの上でバランスが保たれた時、体のどこにもストレスを感じることはありません。
よくあなたの生活環境を考えてみてください。
私たちは分業化された社会生活の中で、机に座りっぱなし、車の運転が多い、歩かない、立ちっぱなし等、関節や筋肉を十分に使う機会がありません。週末運動したとしても、日頃使っていない筋肉や関節をいきなり目一杯動かしたのではそれ自体がダメージとなってしまいます。
体の中心がが崩れた場合まず最初に被害を受けるのが筋肉です。
むくみ(浮腫)⇒スパズム⇒硬縮⇒硬結
バランスの悪い体を支えている筋肉は上記の段階を経て機能が低下します。
一般的には硬縮からがコリと呼ばれ、この状態から元の状態に戻すのは時間が掛かります。
この虚血は、筋肉に供給される血液の量が少なくなり、筋肉内が酸欠になる状態です。酸素がなければ細胞は正しく代謝ができないため疲れやすくダルサとして感じます。合わせて老廃物が多量に産生されるためそれが筋肉痛を引き起こします。出るものがなければ、入ることも出来ず、原因を取り除くまでは血流が戻らず負のスパイラルに陥るわけです。
人体で最も大きな骨の固まりである頭蓋骨が中心からズレれば・・・・

この図を見ても分かる通り、細い首の骨に対して多くの筋肉を使い重さ4~5㎏とも言われる頭部を支えています。
体のバランスが崩れて首の骨の中心がズレ、頭部の重さが偏ればそれをを支えるために必要以上の張力で頭蓋骨と首を筋肉が引っ張らなければなりません。そうなれば痛みを伴うのは当然です。
また、頭蓋骨を直接支えている第1・第2頚椎の関節がズレてしまうと、その中にある椎骨動脈が圧迫されそれだけで頭痛や生理機能低下の要因になります。(これは事故などの突発的な頭・頚部への加圧によっても起こります。)
日頃の偏った姿勢は、筋肉への負担が大きく酸欠の状態に陥っています。結果、筋肉は自由に収縮することができず、支えきれなくなった骨(関節)はズレたまま固まり、体全体を歪め最悪は神経系に障害を与えるのです。
治さなくてはいけないのは部分ではなく全体なのです。
全ての関節が柔軟性を保ち神経の流れがスムーズに働けば筋肉は正しく反応し、あなたの体が元々持っている修復する能力を助け治癒に向かわせます。
まずは、偏りなく体を使うことを意識する。
体はあなたの所有物ですので、意識すれば体のどこが動いていないのか分かってきます。仕事の合間や出掛ける時にそこを使う意識で動かしてあげること。それと、中心を保つ正しい姿勢を学ぶことです。
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2013年09月15日
あなたに知ってほしい免疫のこと

あなたがどんな治療を受けようとも、治癒するのに絶対必要なものそれが免疫です。この機能が低下することで病気が起こると言っても過言ではないでしょう。
人間の免疫機能には大きく分けて2種類あります。
『顆粒球系』と、『リンパ球系』です。
2つは、元々同じ免疫細胞ですが進化の過程で役割が分担され、より複雑な環境でも体を守れるようになりました。
顆粒球は、細菌に反応し、排除したり、細胞の修復を手伝います。例えば、転んで擦り剥いた傷口や花粉、化学物質などが対象です。
リンパ球はリンパ管のところどころに存在するリンパ節にギッシリ存在し、ウィルスが身体に侵入してきた時にそれを退治するために働きます。
簡単に言えば、侵入者の大きさでその役割は違うのです。
今回は年齢によるこの2つの免疫の変化についてご紹介します。

上記は年齢によって増減する顆粒球とリンパ球の推移を表したグラフです。
これを見ると、
胎児期は胎盤でお母さんとつながっているので、母体との拒絶を避けるためリンパ球は活動していません。産後直ぐは呼吸によって外界から進入してくる異物を防御する意味で一時的に顆粒球がグンッと上昇します。そこからから20歳位まではリンパ球が上昇し顆粒球よりも優位です。
このことから子供の頃の方が大人よりもウィルスに対しての抵抗力は高いと言えます。
・・・なぜでしょう・・・
子供の時期に一般的な感染症(インフルエンザ、おたふく風邪、麻疹、風疹など)に罹ることで身体の中に抗体(記憶)を作り出し、大人になって同じ様な病気に罹かった時、その抗体で対抗するための生理システムなのです。
(※これを人工的に行う行為がワクチン投与ですが、ワクチンにはリスクが伴うことが指摘されています。投与には十分ご注意ください。)
また、この時期に肥満や運動不足、排気ガスの吸入などで継続的に副交感神経が刺激されると顆粒球が減少し過ぎてしまいアトピー性皮膚炎や気管支喘息を引き起こします。
20歳以降は顆粒球が優位になるためどちらかといえば細菌に対しての防御が良くなりますが、ここで精神的・肉体的ストレスが強いと、顆粒球の分泌が多くなり過剰反応として花粉やアレルギー性鼻炎などの症状が出ることになるのです。
加えて、成人してからのストレス過多は副交感神経が減少が著しいため、精神的なものでは鬱になりやすかったり、肉体的には正常な細胞の修復作用が障害され癌細胞になったりします。
この他にも、季節・気候・気圧・昼夜なども自律神経に影響を与え身体はその状況に沿った防御状態を作り出し対応しているのです。
近代的な社会は、衛生的で過ごしやすく安心な環境を与えてくれますが、一方で抵抗する力を失い弱体化する面も持っているのではないでしょうか?
人間も自然の一部、良くも悪くも自然によって管理されているのです。もっと自分の体を信じましょう。そして、甘やかさない事です。
※参考:絵でわかる免疫 安保徹
東北大学医学部卒、医学博士。新潟大学医学部教授。
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