2013年10月21日
うつ病

昨夜、NHKで『病の起源』と言う番組をしていました。
題材はうつ病。職業柄そういった相談ごともたまにあり、カイロプラクティックがうつ病に有効なのかはっきりした答えが出せなかった事もあり興味を持って観ました。
一般的にうつ病と聞くと心の病と言う印象が強く、解決の糸口を探すのにとても難しいイメージがありますよね。私もそうです。解決できないと思うものは怖い!
確かに精神的なストレスが起因しているようなのですが、そのストレスが影響を及ぼす場所は脳に有る“扁桃体”と呼ばれる不安や恐怖を感じる器官だそうです。
こういうシステムです・・・
不安・恐怖を感じる
↓
扁桃体を刺激
↓
ストレス・ホルモン分泌
↓
脳神経伝達機能低下
人間の記憶は忘れるように出来ているのですが、強烈な不安や恐怖は“海馬”と言う器官を通じて記憶として埋め込まれ中々消し去る事ができないそうです。いわゆるトラウマです。うつ病が生真面目な人に多いと言うのも頷けますね。
では、解決策はないのでしょうか?
番組の中で印象に残ったキーワードに平等と言うものがあります。
本来、人間は集団生活の中で周りと円滑に暮らすために、他人を敬い、分け与え、喜びや悲しみを分かち合うものだそうです。
実際、原始的な生活を送るアフリカの原住民はうつ病に罹らない。
また、損得勘定(感情)はどちらとも扁桃体を刺激するのだそうです。
文明社会に暮らし、生きるために必ずしも他人を必要としなくなっている私たちはうつ病に罹りやすい環境にいるのです。ちなみに孤独も扁桃体を刺激します。
この先、もっと増えるでしょう。喜ぶのは製薬会社だけ!
まずは、もっとも身近なコミュニティーである家族と過ごす時間を大切にしましょう。
Posted by LOGOSカイロプラクティック at 17:11│Comments(0)
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